2020-07-08 第201回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
実は、ミサイル防衛の一環として考えれば、宇宙領域での高いミッドコースで撃ち落とすよりも、とまっているところで食いとめるのが一番確実。ただ、この場所はどこにあるかというと、相手の領土であり、あるいはブーストフェーズであれば相手の領空ということになります。
実は、ミサイル防衛の一環として考えれば、宇宙領域での高いミッドコースで撃ち落とすよりも、とまっているところで食いとめるのが一番確実。ただ、この場所はどこにあるかというと、相手の領土であり、あるいはブーストフェーズであれば相手の領空ということになります。
ミッドコースで撃つわけですね、ちょうど上に上がった頃ぐらいに。じゃ、十度から捕まえてミッドに入るまで一体何分ぐらい掛かるんだ、その区間で捕まえられたら本当に迎撃できるのかできないのか、そこをきちんと判断をして、そういう説明をすべきなんじゃないですか。
○緑川委員 私は、あの延長線上というところ、そして、首都圏防衛という部分について、ミッドコースで、秋田、山口、まあ大分、その間を通ってくる例えば弾道ミサイルがあった場合に、やはり発射点と標的に対する軸線が離れ過ぎていると思うんです。角度がつき過ぎています。横からの迎撃、側方迎撃というところの命中率というのは著しく低下するというふうに言われています。
SM3というんですけれども、これはミッドコースで撃つやつですけれども、これは何か、ジェーン年鑑を含めて見てみますと、高度が五百キロが限界だと書いてあるんですね。そして、それの改良型も一千キロが限度だと書いてある。 ロフテッド、高高度で来た場合、例えば北朝鮮が飛ばしたように、四千キロとかで宇宙空間に出て、そして落ちてくる、マッハ十から二十ぐらいで落ちてくる。
○国務大臣(小野寺五典君) これは、当時自民党の中で議論が行われたというのは、弾道ミサイル防衛で今行っているのはミッドコース、高いところで撃ち落とすSM3か、あるいはターミナルフェーズ、最後のところで撃ち落とすPAC3かという形で対応を取っておりますが、一番ある面では撃ち落としやすい場所というのは発射する場所、発射した直後のブーストフェーズという、そういうような当時議論があって、ミサイルを防止するのに
ミサイル防衛の強化の面では、昨年十二月に、能力向上型迎撃ミサイルSM3ブロック2Aの実験に成功し、今後、米国との共同生産、配備段階に移行することで、ミッドコース段階での防衛範囲、同時対処能力が向上します。また、ターミナル段階で迎撃するペトリオットPAC3の能力を向上させたPAC3MSEの導入も予定をされています。
そこで、まずお伺いをさせていただきたいんですが、大臣、六月二十二日のロフテッド軌道で撃たれたとされる北朝鮮のミサイルについて、スピードが落ちるミッドコース、一番上ですね、これに対処する場合には、現在自衛隊が保有しているSM3ブロックⅠAミサイルでは高度が不足し、迎撃対処ができないという理解でよろしいでしょうか。
パネルの中では半円に描いたような形で軌道が載せてあるわけですが、その後、燃焼が終了いたしまして大気圏外においてそれまでの慣性に応じたような形で動いているのがミッドコース段階。そして、その後、大気圏に再突入をして着地をしていく、その段階がターミナル段階でございます。
○国務大臣(中谷元君) 御指摘のように、日米のミサイル防衛システム、切っても切れない関係にありまして、この図に示されたとおり、まず、海上自衛隊がSM3ミサイル搭載のイージス艦四隻による上層、これはミッドコースですね、これの迎撃、そして航空自衛隊、これはPAC3ミサイルによる下層、これはターミナル段階と言いますけれども、ごく地上に近い段階で迎撃をする、これを組み合わせた弾道ミサイル防衛システムを構築しておりますが
すなわち、追いかけていって、今までのSM3では届かなかったところまでこの新型の迎撃弾道ミサイルは追いかけていって追い付いて、ミッドコースでもこれを破壊できるというふうに伺っていますけれども、それで間違いないんでしょうか。
大臣、この議論は、ぜひわかっていただきたいのは、今SM3でイージス艦から発射するのが、撃ち出して、これはミッドコースという、頂上でまずねらって、それでだめだった場合が一番ですね。資料一でごらんいただくと、ミッドコースでまずはSM3でねらう、それで撃ち損じがあった場合は、今度はおっこちる寸前のターミナル、最後の終末においてPAC3で迎撃するということなんです。
私もアメリカに行くたんびにいろんな実験の映像その他見せてもらいまして、ああ失敗した、ああ今度はうまくいったとか、そんなのをずっと見てまいりましたけれども、かなり精度が上がっておりますから、そういうことで踏み切って配備にしたわけでありまして、そういう点も国民に不安を余り与えないように、一〇〇%とは言いませんけれども、ミッドコースとそれから最後のラストコースのこの両方の組合せでかなりの精度が上がっておるという
○長島(昭)委員 では、もう少し具体的に申し上げますと、今、日米で共同開発をしているシステムというのは、ブースト段階が終わってどこに飛んでいくか方角がわかってきてから、ミッドコースで高度の高いところで撃ち落とす、そういうシステムですよね。あとはもう着弾寸前のターミナルのところで撃ち落とす、地上発射型の。
それが九年たっても、防衛庁長官の御説明によると、例えば日本海にイージス艦を浮かべて、そしてアメリカ向けの弾道ミサイルが発射された後、ミッドコースでこれをとらえて迎撃することは技術的に、ミサイルを追っかけていくような話だから難しい、こういうふうにおっしゃっているんですよ。
まず、技術的なことからちょっと伺いたいんですが、仮に北朝鮮から日本に向けてノドンといったような弾道ミサイルが発射をされた場合、この発射から着弾までの時間というのはどれくらいなのか、また、その中でいわゆるブースト段階、ミッドコース段階、ターミナル段階と言われるものがあるわけですが、それぞれこれは何分程度のものであるのか、その点からお答えをいただきたいと思います。
あと、他方、ブースト段階、ミッドコース段階、ターミナル段階、どの程度の所要かという御質問でございますけれども、発射後、燃料を燃焼して速い速度で高度を稼ぐという段階につきまして、いわゆるブースト段階ということでございますが、一般の千キロ級ミサイルでありますと一般的には一、二分だと思われますけれども、あと残り、ミッドコース、ターミナル段階については、それぞれの国際的に確立された定義もあるわけではございません
ミサイルディフェンスについては、現在、ミッドコースでの迎撃それからターミナル段階での迎撃ということがあるわけでございますけれども、恐らく、今後の議論として、本当にそれだけでいいんだろうか、ブースト段階、発射された直後の一番迎撃できる可能性の高い段階における迎撃というものをしていくべきなのではないだろうかという考え方もございますので、これはまた機会を改めて私も議論させていただきたいというふうに思っております
そう考えますと、まずもってイージス艦から発射されますスタンダードミサイル、これによるいわゆるミッドコース防衛、これをまずミサイル防衛の中核に据えるべきという議論は当然出てくるわけですが、この点については、大臣、いかにお考えでしょうか。
ということは、今ミサイル防衛で、ブースト段階ある、ミッドコースがある、ファイナル来る。今ブースト段階はできないようですから、ミッドコースとファイナルでこれ撃ち落とすというのは非常に難しい。そうした中で、本当に防衛を考えて思ったら、やっぱりこういうCNA、コンピューターネットワーク攻撃についてもやっぱり技術的、法的な検討を我が国も始めるべきだと。
ブースト段階とミッドコースとファイナルと言っておられるんですが、日本はこのブーストフェーズのディフェンスをやるつもりがあるんでしょうか、ないんでしょうか。イエス、ノーでお答えください。
○大田昌秀君 弾道ミサイルの最高到達高度は射程距離の三分の一から四分の一程度と言われておりますが、だとしますと、ミッドコースの高度は今おっしゃったように三百キロから三百二十五キロ程度となります。しかし、SM3が届く高度はせいぜい二百キロだと言われておりますが、これではノドンに届かないと思いますけれども、その辺の整合性はどのように認識なさいますか。
○大田昌秀君 北朝鮮のノドンミサイルは射程距離千二百キロから千三百キロと言われていますが、それが最長弾道で発射された場合の最高到達高度、つまりミッドコースの高度はおよそどれくらいになりますか。
イージスでミッドコースで迎撃して、さらにPAC3高射群でターミナルコースで迎撃すると、こういうことでございます。したがいまして、ミッドコースで撃ち落とした、万々が一撃ち落としたものを最終コース、ターミナルコースで迎撃するということでございます。
○国務大臣(大野功統君) まず、ミッドコース、大気圏外でございます、そこで撃ち落とすケースをお考えいただいていると思いますけれども、これ、大気圏外というのは領域に属さない、こういう問題がありますし、大気圏外で撃ち落とした場合にはすべて破片はなくなってしまうというような状態になると思います。したがいまして、被害もなくなってくるわけであります。
○榛葉賀津也君 それでは、仮に北朝鮮が佐世保であるとか沖縄をねらった場合、これは韓国上空、ミッドコースに入れば韓国上空を通過すると思われるんですが、こういう場合は、実際ミッドコースを迎撃するPAC3、SM3が使えなくなると思うんですが、この辺は長官、どうなんでしょうか。
○政府参考人(飯原一樹君) 兵器の技術的なところだけお答えをさせていただきますが、現在、米国が既に配備しておるPAC3及び最終段階に来ているイージス艦発射のスタンダードミサイルは、これブーストフェーズ、つまりロケットエンジンを燃焼させている段階を過ぎた後、ミッドコース以降のものを迎撃をすると、こういう性格のものでございます。